今現在、世界中の通貨の交換のやり取りを行うところを外国為替市場、もしくはインター
バンクといいいます。外国為替市場は、例えば、ニューヨーク株式市場におけるダウや、
ナスダックのような市場があるわけではありません。
インターネットの仕組みのごとく、電話、パソコンで繋がった、ある種バーチャルなネット
ワーク世界のことなのです。外交為替市場を構成する参加者は、主に銀行を中心とし
て生保等の機関投資家、世界の中央銀行、為替ブローカーなどです。
こうしたことから、インターバンク市場ともよばれています。そして、実際に市場参加者は
外国為替市場で自分が必要な通貨を購入したり、売ったりしているのです。その金額は
日本円にして1日あたり約160兆円にもなります。
こういった取引を通じて2国間の通貨の需要と供給のバランスに応じて為替レートが形成
され変動していきます。以前であれば、外国為替及び外国貿易法により外国為替取引に
参加出来るのは銀行だけに限られていました。
しかし、外国為替および外国貿易法が改正されたことによって誰でも自由に市場に参加
出来るようになったのです。その結果、多くの会社がFXを手がけるようになりました。
一般の方も非情なまでに割高な対顧客市場(銀行の窓口で外貨に両替するときに提示
されるレートのことをいいます。)の為替レートではなく、インターバンクレートに近い、
安いレートで
外貨を購入することが出来るようになったのです。
基本的に通貨というのは独立した国家であることを意味します。しかし、外国為替市場で
取引できない通貨もあるわけでして、これは一時的に鎖国されたような状態にあることを
いみします。国際的に信用力がない国の通貨はこういった状態におちいりやすいです。
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