サブプライムショックやリーマンショックと続いて、ようやく金融危機から回復に向うと思っ
ていた矢先にドバイショックやギリシャやポルトガルなどの財政問題が浮上しました。
一部では株式主導で景気が回復しているように見えなくもありませんが、実際には依然
として金融不安が続いています。しかし、金融商品への投資意欲は拡大しています。
昨年に米国にて金融機関の救済案が可決され、実施されたことが功を奏する格好となり、
公的資金を注入されていた大手金融機関の事業再建に向けた動きが本格化してます。
そうした、混乱著しい状況下で、今現在、株式投資に迫る勢いで、外貨建て資産へ投資
する動きが活発化しています。FXなどの外貨投資はすでに一般化しつつあります。
こうした背景には、日本経済が長引く不況により、10年以上にわたって超低金利政策が
続いていることが要因として挙げられますです。例えば一般の銀行の普通口座に100
万円を1年間預け入れて得られる利子は100円程度です。
しかも税金が20%徴収されます。これでは、金利の高い海外の通貨に投資することに
対して目が向くのは当然のことです。もちろん通貨によって金利は異なります。
豪ドルのように主要国通貨の中で4%以上ある通貨も存在します。そして、外貨投資が
ここまで注目を浴びるようになったもう一つの要因は、日本経済に対する不安です。
連日のように財政問題がメディアにて取り上げられていますが、国の借金が1000兆円
近くあるため、海外からも財政破綻する可能性が高いと問題視されています。
もし、そうした傾向が今後さらに見られるようになると、当然のことながら日本円は売られ
ることになりますので、必然的に通貨としての価値は大きく下がります。
これまで円高不況が日本経済の元凶とされていましたが、デフレが上手く吸収したため、
生活面では苦しいながらも何とかやってこれたわけですが、今後円安が進んでしまうと、
輸入コストがあがり、一気に物価が上昇する可能性もあります。
そういった事態に備えて外貨投資を行うことで様々なリスクを回避することが出来ます。
今後は
FXを中心にさらに一般の方々に外貨投資が浸透することが予想されます。
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