毎年今ぐらいの時期になりますとボーナスの話題が賑わいはじめます。「今年は前年比
でいくらいくらプラス・マイナス」といった具合です。
今年は景気が悪いながらも大手企業はプラスに転じるようです。(うらやましい~~)
そうしたなか、気をつけたいのが金融商品の広告です。
特に今現在超がつくほどの円高ということもあって金融機関の多くが外貨建ての金融商品
をプッシュします。中でも外貨預金は要注意です。
この時期はボーナス金利がプレゼントされるので非常に魅力的に映ります。
しかし、これは一時的なものなんです。
ですので、上述した理由プラス最寄りにある銀行で気軽に預け入れができるからといって
外貨預金から外貨投資を始められる方がこの時期急増することになります。
また、国内の金融機関での外貨預金は国内預金と同じように元本保証がされているため、
安全度が高いと錯覚してしまう方が少なくありません。
基本的に元本とはあくまでも外貨ペースです。ですので、とてつもなく為替変動が大きな
場面に遭遇すると、日本円に換金する際に大きな為替差損が発生する場合あります。
そして為替の変動による損失に対しては何ら保証されることはありません。ですので、
外貨預金の場合は大きく為替レートが変動する局面では注意が必要です。
外貨預金には普通預金や定期預金など、いくつかの種類ありまして、為替レートの影響
を受けるという点ではどれも共通していますので完全には避けることはできません。
外貨預金を始めるには、取引する銀行にて日本円を外貨に換金しなければなりません。
そして、預け入れた外貨には、期間と金利に応じた利息がつきます。
一方、引き出すさいには元本と利息をあわせて日本円に戻すことになります。
外貨預金の主流は依然として米ドルですが、金融期間によってはユーロやポンド、豪ドル、
NZドル、香港ドル、カナダドルなども取り扱っております。
預金される通貨の種類によって為替手数料や金利が異なります。
外貨普通預金とは、いわゆる普通預金の外貨版です。
外貨普通預金はいつでも預け入れたり、引き出したりすることができます。しかし、金利は
低い水準に設定されているうえに変動金利なので金利が変動するリスクがあります。
もし、金利を目的として預け入れを行うなら外貨定期預金となりますが、途中解約は原則的
にできません。この点が大きなリスクとなります。
お金がたくさん増えるような錯覚を与えてしまう広告にはどうぞ注意してください。
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