ユーロ円相場の大きな特徴として挙げられるのが、外国為替市場においてユーロドルに影響
されやすい点があげられます。そして、こうした背景には、ユーロドルの取引量が他の通貨
ペアと比較して多きいことが要因としてあげられています。
ですので、ユーロ高=ドル安になれば、必然的にユーロは他の通貨に対しても買われやすく
なっています。一方、ユーロ円もユーロ高=円安になりやすいという特徴があり、また、連動
した動きをみせるので、こうした点を注意したいところです。
そして、外為市場にてユーロドルが全然動いていないにも関わらず、相場によってはユーロ円
が大きく動く時もあります。ちなみに、こうした背景には、ユーロと円の間に何にかしらの問題
が発生したことによって、ユーロ買いに傾いたと考えられます。
ユーロだけではなく、
FX取引では各通貨ペアの値動きを判断する場合は、どの通貨ペアの動
きが影響しているのか、もしくは単独に動いているのかを把握する必要があります。
なぜなら、相場が動いた理由を明確にすることによって、外国為替市場全体の動きを俯瞰して
掴めるようになるからです。(少し大げさですね)ですので、ユーロ円の相場を見るときには、
必ずユーロドルの状態も把握する必要があります。
そして、どちらかだけの動きをみて判断してしまいますと、実際に相場に入ってからひっくり返
される可能性もあります。また、ユーロと円の間に何らかしら売買につながるような材料が
発生していないかについても十分気をつけなければなりません。
特に、ここ最近は世界的に金融不安が広がったことにより、金融市場全体が信用不安から大き
く変動することが多いので、これまで以上に慎重に相場に入る必要があります。
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