世界的な金融不安によって依然として欧米の金融機関は損失を膨らまし続けている
わけですが、中には底を打ったとするメディア報道もでてきたので、わずかながらも
光が見出せる状況にあるのかもしれません。
しかし、残念ながら今現在の状態は金融のプロと称される方でも数ヶ月後さえも予測
できないような難しい状況にあります。通常であれば、その道のプロたちは3年位の
将来を予測するのですが、現時点ではできないほど市場が混乱しています。
こうした状況下で一般の投資家である我々が取るべき行動というのは短期売買と割り
切って、小さな
為替差益を積み重ねる取引に専念することだと思います。
主要国通貨の金利が大きく低迷している中では、スワップポイントは全く期待できない
わけですから、長期で
外貨を保有することは非常に危険です。リスクが高すぎます。
また、チェックすべき指標も、これまで以上に米国の経済指標が注目されることになり
そうです。米国が非常に緊迫した状況にあるため、
日銀の影が非常に薄いです。
日本も景気が悪化してデフレ化が進んでいるだけに欧米に合わせて再び量的緩和を
行う可能性は非常に高いと思います。金融市場の信用不安がこのまま長引びくこと
になれば、実体経済への悪影響は避けられません。
今後も日銀の金融政策は難しい舵取りが続きそうですが、世界景気に与える影響は
年々落ちているので大胆な事は行わないと思いますので、
外国為替を取引するうえ
ではよほどのことがない限り波紋を投げかけることはないと思います。
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