外貨投資で通貨を選ぶポイントについてですが、本来であれば円に対して強い通貨を選ぶことに
よって、為替差益と金利による利子の両方が得られます。
しかし、ご存知の通り、世界的に景気が悪化しているため、主要国通貨の多くが金利を歴史的水準
にまで利下げしてしまったので、主要国通貨で金利による利子は期待できません。
これを知らずに外貨投資・FXをやってはいけない
ですので、為替差益を必然的に狙うことになるわけですが、残念ながら円に対して弱い通貨を良い
条件で取引しても必ず円高に動く可能性が高いです。
円に対して強いため円安になる可能性が高い通貨の条件とはどういった物かといいますと、経済が
安定していて、インフレ懸念が少ない通貨いえます。
この条件から選ぶと、豪ドルやNZドルは対象外となります。また、いくら金利水準が高いからといって
も南アフリカランドやトルコリラのような新興国通貨に投資するのも危険です。
これらの国々は生産性が低いため、つねにインフレリスクに悩まされています。
特に新興国通貨は、、ある日突然資金が引き上げられて大暴落することもしばしばです。
かつては米ドルが覇権国通貨として両方を満たしていたのですが、ご存知の通り、米国経済は、
大きく低迷しています。他の国も米国経済に支えられてきたので、経済は悪化しています。
あの4億円脱税主婦が教えるFXの奥義
ユーロといいたいところですが、ユーロは今後80円台を目指す展開が予想されます。
日銀が何もしなければ米ドルは70円台を割り込む可能性は十分あります。
これまでは、イタリアやスペインの経済情勢が悪化する一方でも、実態経済が強いドイツとフランス
によって、支えることが出来ると考えられていました。
しかし、フランスは今どうにもならないほど厳しい状況に追い込まれています。
ドイツは、ユーロ安が進めば進むほど輸出力がつくので、大胆な金融緩和を拒否していますので、
ユーロ安は今後も進むことになります。そうなると中長期での投資は危険極まります。
一気に10円以上円高が進む可能性すら否定できない状況にありますので、10円以上の為替変動
が生じても痛くも痒くもない金融商品へ投資するか、米ドルで短期売買するかでしょうね。
外債への直接投資はオススメできません。どうしても外貨商品を取引したいのであれば手数料が
格安なCFDなど短期売買向けの商品で取引された方が良いでしょう。
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