外国為替市場が24時間取引できる理由 - 外貨投資の基本や外貨商品の比較が分る外貨投資入門

株の場合は株式市場があって、東京証券取引所や大阪証券取引所のような取引所にて
顧客の注文をうけた証券会社からの注文が実際に取引されます。

テレビのニュース番組で東京証券取引所内で威勢良く株の売り買いが行われているのを
ご覧になったことがあるかと思います。一方、為替の場合は少し様子が異なります。

外国為替市場といっても株式のように取引所があるわけではないのです。為替は銀行と
銀行がブローカーを介して取引が行われるので取引所自体が必要ないのです。

ですので、世界中の国と地域に外国為替市場はあるわけですが、株式市場のように具体
的に定められた取引時間がありませんので驚かれるかもしれませんね。

外国為替市場の一日のスタートを切るのはニュージーランドのウェリントン市場です。その
後にシドニー、東京、シンガポール、ロンドン、ニューヨークと続きます。

ニューヨーク市場が終了するとウェリントンがスターとする形となります。そして、FX会社は
月曜の朝7時から、その週の取引が始まり、土曜日の朝6時55分まで取引できます。

ちなみに欧米ではサマータイムが導入されているため、サマータイム時は1時間早く始まる
ので、終了時間も1時間早まりますので、この点に注意する必要があります。