為替レートが変動する大きな要因の一つに政策金利があげられます
が、実際に金利が高い国の通貨は上昇する傾向にあります。反対に
金利が低い国の通貨は下落する傾向が強いです。
外国為替市場では各国の中央銀行が政策金利を引き上げられること
によって、その国の通貨が買われることになります。また、反対に引き
下げられると、その国の通貨は売られることになります。
それほど政策金利が変動することにより、通貨の値動きに与える影響
が大きいので長期で運用される場合は、為替レートを読む上で金利動
向をしっかりと考慮しなければなりません。
実際に政策金利が変動するポイントについてですが、物価が上昇す
ることを抑えるのと、景気を安定させるために行ないます。
物価が上昇する大きな理由は市場に流通しているお金が多いので、
供給する側の販売力以上に物を買おうとする人が増えるからです。
ですので、各国の中央銀行は政策金利を引き上げることでコントロ
ールします。金利が上昇することによって、銀行や郵便局に一般の
人達はお金を預ける傾向が強まります。
なので、金利が高まることでお金を借りることが難しくなりますので、
市場での流通量が減ることになります。
そして、反対に景気が悪化した場合はデフレ化が進みます。デフレ
の場合は反対に金利を引き下げることによって、お金の流通量を増
やすことで一般の人の購買意欲を刺激します。
こうすることによって、景気をコントロールするわけです。
PR