分散投資は
資産運用を行う上で基本中の基本とされており、実際にプロの世界では
分散する配分によって投資収益の8割を決定すると言われるほど重要です。
国際分散投資の場合は国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、
外国為替など
の複数の金融商品に分散して投資します。一見すると簡単なように思われるかも知
れませんが、配分するバランスが非常に難しいとされています。
また、実際にどのように分散投資するかは投資家によってリスク許容度など様々な
条件によって大きく変化します。
外貨投資の場合も複数の外貨に分散して投資する
のですが、相関性が高い外貨に分散して投資しても効果は期待で来ません。
例えば、ニュージーランドドルとオーストラリアドルという2つの
外貨に同じ比率で
投資しても分散投資効果は期待できないわけです。もっとも、分散投資は一概に
これが正しいとはいえるものではありません。
基本的には、実際に分散して投資する際に過去のデータを遡って最適な低リスク、
高リターンになるような比率を割り出します。
過去の統計から算出した数値なので当然のことながらあくまでも目安です。将来に
おけるリターンを約束することはできません。実際の
相場というは様々な要因が絡
み合って形成されるので、絶対ということがないからです。
こうした相場の変化に柔軟に対応するために各金融商品へ適切に配分して投資する
ことができてもリターンとリスクの面から定期的に配分を見直す必要があります。
ちなみに国内債券、外国株式、外国債券は相関性が非常に高く、国内株式は反対
の動きをするといわれています。投資家であれば誰もが期待リターンはできるだけ
高く、リスクはなるべく小さい方がいいと思うわけです。
しかし、日本株だけに
投資して大きな利益をあげたとしても円安が極端に進むこと
によって円の価値が大きく下がると、その分資産は目減りすることになります。
ですので、こうした事態を避けるためにも複数の国内外の金融商品に投資すること
が大切なのですが、管理出来る範囲内にとどめなければなりません。
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